普段ごみとして捨ててしまっている果物の皮を、生活の中で有効的に活用する方法は大きく分けて2つあります。1つ目は、果物の皮を料理に取り入れることです。例えば、りんごの皮を使ってアップルティーを作ることができます。作り方は簡単で、ティーカップにりんごの皮と紅茶の茶葉とを入れて、お湯を注ぐだけです。ほのかなりんごの香りを感じられる、おいしいお茶が完成します。また、りんごの皮だけでなく芯も使い、氷砂糖といっしょにお酢の中に漬け込んでおき、リンゴ酢を作ることも可能です。
炭酸水や牛乳、お酒で割ってもよし、酢の物を作るのもよしと豊富なアレンジメニューがあります。果物の皮の代表的なアレンジ方法として、オレンジピールもおすすめです。皮の内側の白い部分をよく取り除き、砂糖を入れて煮詰め、仕上げにグラニュー糖をかければ出来上がりです。そのまま食べる、チョコレートをコーティングする、パンやケーキに入れるなど、様々な食べ方を楽しむことができます。
2つ目は、果物の皮をお掃除アイテムとして取り入れることです。例えば、りんごに含まれる酸性のリンゴ酸によって、アルカリ性の汚れを落とすことができます。シンクについて取れないぬめりやくもりを取りたい時は、りんごの皮でこすります。アルミ鍋についた黒ずみや水垢も、りんごの皮と芯を鍋に入れて煮ることできれいに落とすことができます。さらに、レモンに含まれるクエン酸も酸性であり、アルカリ性の汚れを落としたいときに役立ちます。鏡についた石鹸かすや水垢が気になる時は、塩を含ませたレモンの皮で軽くこすります。
仕上げに水洗いか水拭きをすれば、くもりのないぴかぴかの鏡になります。他にも、コーヒーや紅茶、緑茶を飲んだコップには茶渋がつきやすいですが、鏡と同じように、塩を含ませたレモンでこすることで、茶渋も綺麗に落とすことができます。レモンの皮が家にない場合でも、レモンと同じ柑橘系の果物の皮であれば同じような効果があります。
DIYでリフォームをするときや家具を制作するときには木材が必要になるでしょう。庭に樹木を植えていて剪定が必要になったときには生木や枝のごみが出てきます。リフォームや家具製作で余った木材や剪定によって出てきた生木は小さなものであれば普通ごみとして捨てることが可能です。しかし、長い木材になると普通ごみとして自治体の戸別収集やステーション収集などに出すことができなくなります。自治体による違いはありますが、長さが30センチメートル以上、あるいは50センチメートル以上になると粗大ごみになるのが一般的です。太さが10センチメートルくらいになるとやはり粗大ごみ扱いになることが多くなっています。
粗大ごみとして木材を捨てられるのにも限界があり、長い木材や太い木材は粗大ごみとしても回収してもらえなくなります。粗大ごみのルールも自治体による違いがありますが、180センチメートルを超える場合には回収してもらえないのが一般的です。粗大ごみとして出すには費用もかかるので、不要な木材を捨てたいときには可燃ごみとして捨てられるように工夫をしましょう。大きさによって制限を受けているだけなので、木材自体は普通ごみとして捨てることができます。
のこぎりがあれば木材は切断できるので、長い木材でも短くできます。30センチメートル以下にしなければならない地域なら、2メートルの木材でも大体等間隔に7つに切断すれば収集してもらうことが可能です。10センチメートルくらいある木材の場合には短く切断した後で、縦にのこぎりを入れてしまえば補足できます。少々の作業は必要ですが、のこぎりが一本あれば捨てられずに困っていた木材も処分できるようになるのです。ホームセンターなどでハンディのこぎりが販売されているので調達して切断に挑戦してみましょう。DIYをしている人でものこぎりは使ったことがないかもしれません。ハンディのこぎりなら取り回しが良いのできっと簡単に木材を細かく切ることができます。
収納付きベッドは、ベッドの下部分に収納がついているのが特徴です。狭い寝室では収納が少なくなりがちですが、ベッド下のスペースを有効に使えることで人気があります。
しかし、ベッドもいつまでも使えるというわけではなく、買い替えが必要になるケースもあります。そのような場合は、どのように処分するのかも知っておきましょう。
まず、ベッドを処分するときは収納部分に物が残っていないかを確認します。ごみとして処分するのなら、自治体の回収を活用することがおすすめです。粗大ごみとして自治体に回収に来てもらう方法もありますし、トラックなどを使えば自分で処分場まで持っていくこともできます。
ベッドは家具の中でもかなり大型ですが、解体すれば家庭ごみとして処理できる可能性もあります。ベッドの解体時には騒音が発生する可能性もありますので、近隣への影響が出やすい場合は控えておきたいところです。さらに、解体作業中にケガをする可能性もあるため、慎重に作業を進めることも大切です。
マットレスに使われているスプリングによっても分別方法は変わってきます。
手間と時間がかかる方法であることは理解しておきましょう。
新しいベッドに買い替えるのであれば、販売店に古いベッドを引き取ってもらうという方法もあります。この場合も無料ではなく、処分に費用がかかることが多くなっています。
重いベッドを運ぶのが困難という場合は、不用品回収業者に依頼すれば自宅など希望の場所まで引き取りに来てくれます。面倒な梱包や運び出しの手間もなく、業者にすべて任せることができるのもメリットです。
古いベッドの場合は、ごみとして処分することがほとんどですが、まだまだ使えるものや比較的新しい物であれば、買取の対象になる可能性もあります。不用品回収業者やリサイクル業者に回収を依頼する場合もまずは査定をしてもらい、買取が可能であるかどうかを判断してもいらいましょう。
買取の対象になれば、処分の費用も発生しませんし、逆に代金を受け取ることもできます。
不用品回収業者の中には、買取には対応していない業者もありますので、依頼する前には買取が可能であるかどうかも確かめておきましょう。